4年ぶり、2度目のチャレンジ。
前回は、関門時間切れでDNFだった。
天気予報ではほぼ晴れの予報(40%以下)だったので、バイクにて現地入り。
富士吉田YHに前泊。
吉田うどんの店を2件ハシゴして一人カーボローディング。
YHは、例年はレース前夜は選手であふれるそうだが、たまたま今年は泊まる選手は少なかったとのこと。
そして、当日朝。
4時スタートなので、2時起床。
目覚めていざ布団から出ようという、まさにその瞬間にパラパラと屋根を叩く雨の音。
天気予報の降水確率はそれほど高くはなく、雨雲レーダーにはさっぱり雨雲の影は写っていないのに。
うんざりしながらカッパを着込んで、会場の北麓公園へ。
スタート/フィニッシュ会場の富士北麓公園。
4時スタートなので、まだまだ真っ暗。
ヘッドランプをつけている選手もいるが、トレイルを走るわけではないので、個人的にはそこまでは不要だと思う。
この頃には、雨は霧雨くらいまでにおさまっていた。
ウインドブレーカ、カッパ類は要らない程度。
ウェアは、
・上 SKINS長袖、半袖Tシャツ
・下 CW-X
・靴 アディゼロCS
今回は、ニューハレを忘れてしまった。
そもそも忘れたことに、スタート時まで気づかなかった。
靴は、ウルトラの時はだいたい2足持って行って、後半のデポ地で履き替えるのだが、今回はそれは無し。1足で走り続けた。
バックパックは無し。
小さなウエストポーチを装着して、スマホ、アイウェアのレンズ(明るくなってから、クリアからスモークに換装した)、日焼け止めを入れた。
途中のデポ地で、眠気覚ましのためのiPod shuffleを追加した。
テンションを上げ過ぎないように、気合いを入れ過ぎないように注意しながらスタート。
山中湖の北側。
霧雨が降ったり止んだり。
幸い、気温はそれほど低くはなく、寒さを感じる瞬間は、レースを通じてほとんどなかった。
北麓公園の近くまで戻ってくる。
意外とゆるやかなアップダウンが多い。
この写真は、西湖だったかな。
どうも、身体の調子がよくない。
決定的にどこかが痛いとか、苦しいというわけではなく、何だか何となく本調子ではない、という感じ。
そう言えば、手を振る時に、時々、手の先がしびれる感じがする。
普段から首こり体質で、レース中も同じ姿勢で走り続けるのでこることはよくあるが、いつにも増して首こりが酷い。
全身の血の巡りが悪い、という感じ。
まだまだレースは序盤なのに、早くも歩き出してしまう。
そして何より、気持ちがさっぱりノッてこない。
「あー、今日は完走は無理かもな。まあそれでもいいかな、べつに」
という気持ちに支配されてしまう。
50km地点くらいでトイレ(大)をしたら、調子の悪さは、憑き物が落ちたように、一気に消えた。
精進湖。
けっこうガスってきている。
本栖湖。
75km関門で、既に制限時間の5分前だった。
ウルトラのレースでは、だいたいにおいて、一つの関門をぎりぎりでクリアしたら、次はほぼ間に合わない。
この時点で、ほぼ完走は無理であることが分かった。
それでも進むよ、行けるところまで。
時間切れで完走できなかったレースは数多くあったけど、自らの意思でレースを投げ出して走るのを止めたことは一度もない。
僕なりのささやかな誇りだ。
そして、92.9km地点エイドで、この先の関門が閉鎖された旨の告知を受け、止められた。
収容車でフィニッシュ会場へ。
残念だ。
山中湖の近くに後泊したのだが、翌日は綺麗に晴れ上がった。
どうせなら、こんな天気の下でチャレンジ富士五湖したかったな!