2015年11月25日水曜日

2015/11/22 FunTrails 100k 秩父奥武蔵

今年初めて開催されたレース。
秩父、奥武蔵は、同じ県内だけど、交通アクセスが電車にしろクルマにしろよくないので、あまり走ったことはない。気持ち的には、高尾山や御岳山の方が遥かに近く感じるくらいだ。

寄居に前泊して、クルマで現地入り。


5時 スタート

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まあしかし、それほど寒くないかな。
もっと冷えるかと思っていたけど。
風もなかったし。

この時季の5時台はまだ真っ暗なので、アイウェアのレンズはクリアで、頭にヘッドランプを装備してスタート。

ストックは禁止。
初めてのレースゆえに、タイムの感覚が分からず、「関門タイムとの戦い」を覚悟していた。


バックパックに荷物たくさん

ほぼ10kmごとにエイドがあるのだが、初めての大会ゆえに事前情報が少なく、補給食を大量に背負って行った。ちょっと多過ぎた。

また、レギュレーション上の必携品でもあるので、防寒用のバーサライト、キャプリーンなども入れたため、バックパックは不格好に膨らんでしまった。

右アバラをしばらく前にやっちゃっていて、振動で痛む状態が続いていたので、大量の重い荷物を背負うことにかなり不安があったのだが、すっかり、とは言わないまでも、かなりの程度まで治っていて、レース中の走行に支障をきたすことはまったくなかった。


パラパラ小雨

天気予報では、天気はもつはずだったのだが、パラパラ降ってきた。
気温はそれほど低くはなく、ウェアが濡れるほどではないが、手指はかなり冷たくなった。

時々、路面がぬかるんでいるところもあり、そういう箇所は慎重に進む。
コース上で滑って転倒するのは仕方がないことだが、テンション下がるからね。

吐く息は白い。
ミゾレを見た選手もいたようだ。


2Aで仲間と会う

現地入りも、宿の前泊も、スタート会場でも一人きりだったのだが、偶然にも、2Aで大勢の仲間と出くわして、元気をもらった。
知り合いにあって、二言三言、言葉を交わすだけでも、断然元気になる。頑張らないと!という気持ちになる。



明るくなってくる

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気持ちのいいトレイル。
それほど寒くはないし、小雨も止んだが、一日中曇っていて、肌寒い感じだった。

アイウェアのレンズは、終始クリアのまま。
それでも、フィニッシュ後は、日焼けでかなり頬が真っ赤になっていたけど。


コースは良い

104.5kmという長距離であるにもかかわらず、舗装率がとても低い。
走りやすくていいトレイルをうまく繋いでコースを作っている。
この点は素晴らしい。


マップ上の参考タイムが、さっぱり参考にならず

マップは、紙ベースでは配布されない。
スマホ上にPDFファイルをダウンロードして、随時閲覧することになる。

参考タイムとして、トップレベル、ハセツネ サブ11レベル、遅い人、と3種類が表示されているのだが、4Aくらいまでは、ハセツネ サブ11レベル + 30分くらいのペースを維持していた。

明らかにおかしい。
脚を残すためにただでさえペースを落としているのに、こんなに僕が速いはずがない。
自分の感覚的には、関門通過ギリギリライン、という感じなんだけど。

結局のところ、初めて開催されるレースということもあり、このペースで走り続けて果たして完走できるのかどうか、さっぱり分からない。

終盤になってようやく、完走を確信した。

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後半ペースダウン

60kmくらいまでは、脚の調子も良く、眠気に襲われることもなかったのだが、やはり後半までは続かなかった。

足首など関節の故障はないが、だるくなってくる。
眠くなってくる。

こまめに補給食を口にすることで、だるだと眠気と戦わんとするが、やはり限界がある。

日没後は路面が夜露で濡れてきて滑りやすく、気を使う。
濡れているために、どこにでも腰を下ろして休憩、というわけには行かず、朦朧としたままコース上に立ち尽くしている自分にふっと気づいて我に返ることも増えてくる。

かなりのタイムロスだが、ロングのレースでは仕方ない。

また、大会名称が「100k」であるにもかかわらず、実際の距離が104.5kmであることを、この頃初めて知った。
たったの4.5kmだけど、トレイルなら1時間以上かかるからね。


A8 → A9中の関八州見晴台付近でコースをロスト

ガスってきて、視界がさっぱり効かず。
しかも、何ヶ所か、誘導表示が分かりにくい箇所があった。
分岐を左に行くのか右に行くのか分かりにくく、表示の通りに左に曲がったら、しばらくコーステープもフラッシュライトもないので、おかしいなー?やっぱり間違いだなこりゃ?と思いつつ、しばらく進んだら、ぐるっと集会して、元の場所に戻ってしまった。

今、地図を見たら、わずか4-500mくらいの距離だったけど、分岐までの間に何度も座って眠ったので、気持ち的には、1時間分くらい走ったつもりでいた。

道案内に立っていたボランティアに話しかけて、誘導表示が間違っていることを指摘し、正しいコースを尋ねたのだが、さっぱり要領を得ない。まあ、今考えてみたら、この人も眠くてちょっと思考がおかしくなっていたのかもしれないな。


終盤は脚と尻が痛くてたまらず

関節は大丈夫なのだが、脚がだるい。
エネルギー不足だったのかもしれない。

あと、肛門が擦り切れて痛い。
猛烈に痛い。
足底が痛い。

最後の5-6kmは舗装路なのだが、走る気になれず、ほとんど歩いてしまった。

28:15'くらいでフィニッシュ。
EPSONのGPSウォッチは、途中で電池切れだった。

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まあ、楽しかったよ。
完走出来たからこそ言えることだけど。

会場近くの武甲温泉に入って、畳の上で爆睡。